Pathe_Babyフィルム



パテベビー(Pathe_Baby)という名で知られる小型映画用の9,5mm幅フィルム。
1920年代にパテ社より発売されたもので、丸いメタルの中に幅9,5mmの白黒フィルムがぐるぐる入っています。
あと10年もしたら100才ですね。




このフィルムに出会った時、いったいどうやって見るんだろう、という疑問があったんですが、
その後一度だけ実物を蚤の市で見かけたことがありました。
どこかのネットで拝借した写真ですが、↑これがこのフィルムを見るためのマシーン。
上にフィルムをカシャリとはめ込み、取っ手をくるくる回転させながら見るようです。






フィルムだけのご紹介ですが、スルスルとフィルムを取り出して光に当てて目を凝らしてみると
映像や文字があるのが分かります。(虫メガネで見るともっとディティールが分かるかも。)
なんとも渋いモノクロ無声映画ですね。
側面に手描きで映画のタイトル「La Volante 852 no.1」(Volanteとは意思、というような意味です)、
最初のほうの映像をみると、戦前の、どうやら紳士風の男性とご夫人がテーブルをはさんで会話している様子。
途中でシーンが変わったりします。
興味を惹かれてどんどんフィルムをだした後は手でちびちび巻き戻ししないといけない
面倒くささがありますが(汗)、大丈夫、ちゃんと巻き戻せます。

とても古いものですので本体のメタルに細かいキズや小さなサビが見られますが
アンティーク品のいい雰囲気をだしていて嫌な感じではありません。
小さいながらも存在感のある、目にも楽しい素敵なアンティーク品です。


直径5m 奥行き1,3cm___ 2,500円 (送料:G )
重量:30g

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